DesignSparkPCB 基板設計CAD勉強会


           北摂ものづくり研究所

設計のポイント

シリアルDO
・74HC595(74HCT595)周辺
  「/EN」はGNDに落とすかプルダウン
  「/EN」をマイコンで制御したい場合は
  基板入力端でプルダウン※1
  ※1 HCT541(レベルシフタ)前段でプルダウン
  確実に繋がる場合は省略可

  「/RST」はプルアップ
  「/RST」をマイコンから制御したい場合は
  基板入力端でプルアップ※2
  ※2 HCT541(レベルシフタ)前段でプルアップ
  確実に繋がる場合でも入れておきたい。

  CLK(SHIFT CLK)、LAT(LATCH CLK)信号は
  マイコンと接続※3
  ※3 今回はCN+HCT541(レベルシフタ)経由

  DATA信号はマイコンとと
  初段の74xx595のシリアル入力を接続※3
  シリアル出力と後段の74xx595シリアル入力を接続

  電源投入直後のパラレル出力のハザードを
  避けるためには
  「/EN」制御を有効活用する。 
  しかし完璧な設計は低電圧で
  動作保障されないので以外と難しい。



シリアルDI
・74HC165(74LV165)周辺
  「/EN」(「CK INH」)はGNDに落とすかプルダウン
  「/EN」()をマイコンで制御したい場合はプルダウン
  CN側(マイコン側)と接続する※1

  CLK(SHIFT CLK)、LD(S/L)信号は
  CN側(マイコン側)と接続※1

  シリアル入力
  初段のシリアル入力は
  プルアップ又は接地
  (無信号時の論理を決める)

  シリアル出力(DATA)
  初段のシリアル出力(QH)を
  次段のシリアル入力へ接続

  最終段のシリアル出力(QH)は
  マイコンへ接続

  


共通事項
 CLKとLDやLATがクロストークで誤動作すると
 パラレル出力の誤動作の原因

 対策
 CLKのガードパターン
 LDやLATとCLKは距離をとる

 クロックは反射の影響を軽減させるため
 最短距離で配線する。
 CLKの出力近傍にダンピング抵抗
 (一般的に33Ω)
 クロストークやリンギング対策になる。

 ICの電源PIN近傍に
 パスコン(0.1uF)を挿入

 信号入力部がOPENとなる可能性がある部位は
 基本的にプルアップ抵抗を入れる。(10kか4.7k)
 基板入力端がCMOSの場合入力部にプルアップを入れる。







参考

RS公式HP DesignSparkPCBの使い方


RS ホームページ
 RS公式HP DesignSparkPCBの使い方


窓の社 ホームページ
 窓の社HP



無料ガーバーデータ表示ソフト

 Online Gerber-Viewer

  GC-Prevueの使い方(ユニクラフト)