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Arduino UNOのアナログ入力用のソケットと
「Grove」用コネクタの配線を事例とします。
「Grove」用ソケットに電源とGNDを接続し、
「Grove」用ソケットとCN2の間のI2Cの配線を行います。
「Grove」用ソケットの1ピンの定義情報が見つからなかったため
「SCL」を1ピンとしました。
ここで「SCL」と「SDA」(I2Cの信号線)の
「Net Name」を設定します。
「SCL」の配線を右クリックして「Change Net」
「Net Class」に「Signal」を選択して
「Net Name」(ここではSCL)を記入します。
配線を右クリックして「Display Net Name」をクリックすると
配線の上に「Net Name」が表示されます。
同様にSDAも設定します。
「Grove」ソケットを複数個並列に接続したい場合
ソケットを複数個配置して配線すると結構面倒です。
「Grove」ソケット周辺(電源、GNDを含む)を選択して
「Ctrl+C」「Ctrl+V」
コピーした配線に対して
すでに存在する配線と同じとするか新しい別名のNetとするか
確認してきますので、左端の「Yes」を選択します。
(5V、GND、SCL、SDAそれぞれでYesを選択します。)
2つ目の「Grove」ソケットが
並列に配置されます。
配線の体裁を整えて
「Display Net Name」でNetを表示します。
配線上では接続されていないように見えますが
同じNet名となっていますので
電気的に接続されています。
「Shif」+ダブルクリックでも確認して見てください。
任意の配線選択後
「Shif」+ダブルクリックで
同電位の配線が赤くハイライトされます。
回路図の中に矢印で接続されていることを表示させたい場合は
「schema」の「TO」を使用します。
「TO」を使用した例。
「Shif」+ダブルクリックで同電位であることを確認して下さい
再度コピーして3つ目の「Grove」ソケットを配置、配線
I2Cにはプルアップ抵抗が必要です
プルアップ抵抗を追加します。
R9、R10は挿入部品(LEDと直列に接続したものと同じ)
「CR20-103FV」(チップのプルアップ抵抗)も追加
「hok2018」に保存されています。
プルアップ抵抗をすべて
Vccと接続します。
これで回路図は完成です。
必要な箇所に「Net Name」を設定して下さい。
※抵抗値の変更などは今回は不要でしたが
必要な場合は以下を参考にして下さい。
※補足
I2C(SCL、SDA)のプルアップ抵抗に関して
CAD練習用としてリード抵抗と
チップ抵抗を並列に挿入しました。
しかし実際に使用する場合は
抵抗値の設定には十分配慮して下さい。
接続するセンサー等のモジュールにも
プルアップ抵抗が接続されている可能性があります。
これらすべてのプルアップ抵抗の合成抵抗値で
ONの間の電流値が決まります。
この電流値がAruduino側とセンサ側、それぞれの
絶対最大定格を越えないように設定する必要があります。
一方で抵抗値の値が高く設定すると(例えば10k)
電流の最大定格の心配は低くなりますが
ONからOFFの時間が長くなり
高速の通信が通らなくなる可能性があります。
例えばチップを10kに
リード抵抗の部位を抵抗のリードが挿入できる
ソケットを実装し
必要に応じて差し替えできるように
というのも一案です。
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