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ルービックキューブ  旅行
歴史、構造、雑学  6面攻略法の概要  攻略法詳細
ルービックキューブは1970年代に考案された、
説明するまでもない正六面体立体パズルゲームである。
日本ではインベーダーゲームの流行が下火になった
少し後の1980年ころ、ツクダオリジナルから発売されると
たちまち大ブームとなり、正規品はすぐに入手困難となった。
当時多くの者がキューブ難民となり
露店などで販売される類似品(偽物)を購入した。
何を隠そう私もその一人。
あの一大ブームから早くも40年以上経過したが
今でも玩具屋等で後継品の購入は可能。
ロングラン商品と言って良いだろう。
最近は玩具というより 痴呆症予防のグッズ としても
見直されているようだ。
「ツクダオリジナル」は、すでに存在しておらず、
同社を買収した「メガハウス」から販売されている。
(登録商標もこちらにあるらしい)

楽しみ方はいたってシンプル、ややこしいルールなどなく
各面(6色)を揃えるだけ。
図示するまでもないとは思うが
立体見取図を下図左に、展開図を右に示しておく。
(世界標準配色:現在のメガハウス製キューブ含む)

緑、青、赤、黄、白、橙の6色6面の構成となっており、
6色は互いに識別しやすい色を選択したのだろうか
その観点だと橙色の代わりに黒の方が良い気も少しするが・・・
デザインの観点で、あえて避けたものと推測する。
立体見取図は緑色を底面(青色が上面)、赤色を前面とした図で
今後の解説において、特に断りがない限りこの向きで解説する。
なお立体見取図では死角で見えない面が発生する。
必要に応じて周囲に縦破線で表示することにする。
同じ状態で上面(青)を中心とした展開図を右側に描いている。

余談にはなるがツクダ発売当時の配色は世界標準色とは異なった、
日本独自の配色(権利の問題?)で提供されていたが、
現在メガハウスから販売されているものは
世界標準色がとなっている(Wiki等によるとVer2.0以降らしい)
現在、ツクダオリジナル品の購入は基本的にできないが
オークションで未使用品が5000円〜10000円で販売されている。
手頃価格の中古品を購入して確認してみた。

2枚の写真はいずれも左側にメガハウス製
右側にツクダオリジナル製を配置して比較している。
右側の写真は、写真のみで違いが判別できるように
マークが入った白を上面とし
赤を前面として比較したものです。

一方、左側の写真は、前述の見取図に合わせて
緑を底面とし赤を前面(左)として比較したのである。
メガハウス製が上面が青になるのに対して
ツクダ製は上面が黄色になる。
また右面の色も異なっている。

なお、このページの解説はすべて世界標準色で行い
配置は基本的に左側の写真の状態で行う。
古いキューブを所持している方で
このページを見て参考にする時に
配色が異なるとわかりにくという方や
所持しているキューブが固いと感じる方は
再購入していただいた方が良いかもしれない。
使用してみて色の違いは特に気にならないが
操作してみると、ツクダ製はとにかく固い。
(当時はあこがれの存在だったが今は非推奨)
そういえば、昔偽物の方が柔らかくて操作しやすいと
感じたことを少し思い出した。
まあ偽物は勢い余って頻繁に脱線するという
難点はあったのだが・・・w。

さて、ルービックキューブの6面攻略手順に入る前に
パーツの名称を説明しておく、
キューブは3種類のパーツで構成されている。
(昔は各パーツの名称など意識したこともなかったのだが・・)
センターキューブ、コーナーキューブ、
エッジキューブ(サブキューブ)という名がついているようだ。
 
まず、各面の中央に配置されているのがセンターキューブ
視覚的には各面に1個あり、合計で6個
(実際はコアと一体化しておりパーツ数としては1個)
そして、立方体の頂点(角)にあたる部位のキューブが
コーナーキューブ(8個:3面の頂点となり3色で構成)、
辺の部位のエッジキューブ(12個:2面と接し2色構成)
で構成されている。

1行の文字数調整のため、「センター」「コーナー」「エッジ」と
略して解説する場合もあるので留意ください。

さてルービックキューブを1面揃えるだけなら、
少し操作していくと、ほとんどの方はすぐに対応できることでしょう。
もっとも、平面パズルも揃えることができないという方には、
難しいと思いますので、先に平面パズルの攻略をお願いします。

しかし、2面、さらには3面以上となると話は変わります。
難易度は一気に高くなります。
すでに揃えた部位を崩さずに残りの部位を
修正していく必要があるからです。
6面すべて揃える場合も、様々な攻略法がありますが
すべてに共通していることは段階を踏んで揃えること。
下段⇒中段⇒上段の順に揃えたり、
角を揃えた後でエッジを任意の順にというように
いずれも2面⇒3面⇒6面というような
手順になる。
当然、後半ほど、しばりが厳しくなるのです。
(維持しなければならないキューブが多くなる。)
個人差はあるだろうが記憶できる操作数には限度がある。
(個人的には時間が経っても忘れないのは約7ステップと思う)
そのためAIで操作する場合を除けば
トンネルを抜けるとそこは雪国だったというような
いきなり6面が完成というような揃え方ではなく
限られた手数で段階を経て揃えるのが
攻略の基本となる。

いきあたりばったりで操作しても
2面まではある程度の頻度で揃うかもしれませんが
3面になるとほとんどの方は、運次第となってくるはず!
まあ運よく、何とか2面、3面と揃えても
そこから6面に移行することは、まず無理でしょう。
「揃えるつもりが崩してバラバラ」という
ルービックキューブ「あるある」に
はまるのです。

言い換えれば2面、3面(稀に4面)から、どのように6面へ
(特にコーナーから揃える場合)
移行させるかが6面攻略のための最大のポイント。
(後述のABの手順)
そして、最低3種類程度の簡単な操作手順を覚えれば
独学でも導ける簡単な手順とあわせて
2面、3面はもちろんのこと、
6面を揃えることも比較的簡単にできます。
その考え方や具体的な操作方法を順を追って紹介します。

なおルービックキューブの6面攻略法としては
各種の情報がありますが、ここで紹介する方法は
すべてのコーナーキューブ(8個の角のキューブ)を、まず先に
揃えた後で、エッジキューブ(6面体の辺にあたる部位)を
下から順に(底面⇒2段目⇒上段)
揃える方法になっています。
40年前に購入したマニュアルを軸として
当時、理解しにくかった部位(特に2段目の揃え方)を
独自の手法に置き換えた方法です。

CF法(≒ツクダ式?)(コーナーファーストの略らしい)
が名称から判断してこれかと思ったのですが
各種情報をよく確認すると違うようだ。

「ルービックキューブ手抜き完成法」
として紹介されているページが最も近いようだが、
全体の流れがほぼ同じではあるものの、
操作方法がコーナーの向きの修正以外は異なるようだ。

他にもいくつか攻略法をWEB上で確認したが
検索エンジン上位に表示されるページで
同じ解法は見当たらなかったので
ここに記載することにした。

なお、当時のマニュアルはすでに手元にはなく
購入したマニュアルをそのまま使用しているか
自分で考え出した操作なのか曖昧な点もあるが
記憶が確かならこの後解説する
6面攻略に必須となる@ABの手順は
昔購入したマニュアルの操作方法ほぼそのまま
だったと思う。
約40年前の過去のかすかな記憶範疇だが
マニュアルの2段目の揃え方が
わかりにくかったので独自の方法
(5個のエッジのローテーション)
で攻略したことは記憶している。
といっても、この段階(全コーナーと底面が揃った状態)
までくると、動きが限られてくるため必然的に
同じ操作方法を思いつき、使用している方も多いと思うし
今後、思いつく方も多いことだろう。
なお、上段コーナーの入れ替え操作は自分で導いたか
マニュアルのままか記憶が曖昧。
しかし今回、約20年ぶりに操作したが、
操作の動きを記憶からたどったというよりか、
再度動作を誘導し直したという感じだった。
誘導できる方も多いと思う。

スピードキューブの猛者達は生じる様々なパターンに対して
最適(最小の)操作で対応するために
約100パターンの操作を覚えているらしいが
普通の人は毎日操作を続けない限りすぐに忘れることだろう。
私にはとても無理、記憶しても、1月もすれば忘れるだろう。
ここでの解法は覚えることが操作手順は非常に少なく
単純な交互操作を繰り返すだけの単純パターンか又は
手数が少ない操作手順(最大で7ステップ)のみで構成。
20年ぶりに操作してもWEBに頼ることなく
揃えることができるのが最大の長所
スピードキューブに対応するには時間的に不利かもしれないが
慣れてくれば、リバース操作を駆使したり
若干の工夫も必要かもしれないが
1分〜2分くらいの時間で揃えることは可能。
さらに操作時間を短縮したければ
途中工程をワープする手順を追加で
探していくと1分を切ることも可能かと思う。

ルービックキューブ6面攻略法の全行程概略を
コンパクトに図示すると下図のようになります。

2行で解説するならば
・まず8か所のコーナーキューブを揃える。(図の上段を参照)
・その後、下から順にエッジキューブを揃える。(図の下段)
となりますが
もう少し詳しく左上から順を追って解説すると以下

まずコーナーを揃えます。
 ・最初に底面の4角(側面も含めて)を揃えます。
  (自由度が高いのでここは簡単だと思います。)

 ・次に上段の4角を揃えます。(少し工夫が必要です)
  位置合わせ⇒向き合わせの順です。
  まず上段4角の位置を底面に合わせる
  底面と不一致する場合は隣接コーナーと入れ替えて対応します。
  (図では上段右から2番目)
  ※向きは次行程で揃えるので、まずは位置合わせのみ。

 ・上段コーナーの位置をすべて合わせの後で、向きを修正します。
  (図では上段右端)・・@


次にエッジを揃えます。

下から順に(底面⇒2段目⇒上段)エッジを揃える
・緑のセンターを底面へ移動、底面を完全に揃える。
 (図では下段右端)

・2段目のエッジをすべて揃える。
 5つのエッジのローテーション(6ステップの操作)を使用
 (中央列の上げ下げを1ステップとしてのカウントで6ステップ)
 ※なお後述のABを応用して揃えることも可

・最終工程として上段のエッジを揃える。
 簡単に言及すると、まず上面を一色(図では青)で揃え
 その後で、側面を修正して6面揃えます。

 2段目まで揃えると最上段のエッジ4個だけが残ります。
 ここまでくると組み合わせが限られてきます。
 大きく分けると3パターンです。
 ・上面がすべて同色(図ではすべて青色になる)・・1)、2)
 ・上段エッジ上面が斜めに2個、または4個他色。・・3)、4)
 ・上段エッジ上面が向かい合わせで2個他色になる。・・5)
 1)〜5)の各状態からAB(後述)を組み合わて6面完成します。
 どこでABを使用するか、上段をそろえる手順を
 纏めると下図のようになります。

 上段を揃える手順(上図)を解説すると以下となります。
 いずれの場合も1面揃っている側面(赤、白、黄、橙)
 があれば後方(背面)に配置します。
 (後方のエッジはABの操作で動かないため揃た時点で固定する)

 1)2)の場合
 ・上段の上面がすべて揃っていれば(最も運が良いケース)
  上段の3つのエッジを向きを保ちながら
  (今回の場合は上面が青色の状態のまま)
  ローテーションさせて揃えます。
  3つのエッジのローテーション(上面の反転なし)・・A
  3ポジションしかないので2回以内に揃います。
  2)のように側面4カ所が不一致した場合はAを一度行うと
  必ず側面が1面が揃うので揃った面を背面とし
  再度Aで処理します。

 3)4)の場合
 ・上段の上面がどこか他色となっている場合。
  (上側反転:勝手に定義・・上面と側面色が反転していること)
 まずは上面を揃えます。
 3つのエッジのうち2個を反転させながら
 ローテーションします・・B
 4)のように4カ所すべてエッジの向きが反転している場合は、
 反転させたいエッジが前側と左側となるように
 キューブ本体の向き調整して2回に分けて操作Bで
 2個づつ反転させ、上面をすべて青(今回の場合)にします。
 すると1)又は2)の状態となるのでAを使用して側面も揃えます
 ※なおBは隣接エッジでないと反転できません ⇒ 5)参照

 5)の場合は
 (向かい合う2個のエッジが反転している場合は)
 Bは向かい合わせの移動で上面と側面が反転しないため
 Bを何回繰り返しても、永久に上面は揃いません。
 (上面が揃わない無限ループにはまる。) 
 最初にAを実行し、3)の状態を作成した後
 (隣接エッジが上側反転した状態を作成した後)
 Bで上面を揃え、さらにAで側面を揃えます。

 手順は以上です。
 いかがでしょうか

全体行程の中で思考錯誤して操作を試みても
なかなか、たどりつけないと思われるのが
@、A、Bの3手順で、これを知らないと難しい。
言い換えればこの手順さえ知っていれば、大半の方は
(1面を揃えるのも難しいという方は除きますが・・・)
簡単な手順とあわせて6面なんとか
揃えることができるようになります。



それでは3つの手順(@AB)を操作方法も含めて解説します。
まずは1つめです。
・コーナーキューブの向きを修正する操作
隣接する2個のコーナーキューブのみ
(他の6個のコーナーキューブの位置と向きを維持したまま)
向きを変える操作(12ステップ)・・・・・@
この操作は8つの角を揃える最終工程で使用します。

上図の左側が処理前、右側が処理後の状態です。
処理前の矢印のコーナーを見ていただくと
底面のコーナーと構成している色を比較すると位置としては
正しく配置できています。
手前に黄色+赤(+青)が、後方に黄色+橙(+青)が配置。
しかし青色の面が横を向いており
上を向くように修正する必要があります。
操作手順は12ステップと操作回数は多くなりますが
以下のような単純操作です。
隣接する2コーナー(向きを変えたいコーナー)を選択し
2つの角を結ぶ辺を含めた2平面(図では上面と右面)を
3回交互に押し出した後、
逆に3回交互に引き込む操作になります。

コーナーキューブのみに着眼すると、隣接する2コーナー1組で
3ポジションのローテーションとなるので
3回繰り返すと一巡します。

基本的に向きがあっていない隣接2コーナーを選択し
@を実施、揃っていないコーナーを再選択し
すべて揃うまで@の作業を繰り返します。
@を1回行った後に、片方のコーナーのみ
向きが一致した場合は
(今回の場合は1つのコーナーのみ青が上を向いた場合)
一致しない隣接2コーナーを再選択して
再度@の処理を行います。

1回目の操作の後で1つも向きがあわない場合は
再度繰り返すと2つとも揃うはずです。※
※これは残念なパターンというか
リバース操作適用パターンです。

3回で1ローテーションなので
向きの修正が必要となるコーナーが
隣接2コーナーのみの場合は
基本的に2回目までに向きが揃います。

4コーナーすべて修正する必要がある場合も
隣接2コーナーの選択方法と回転方向を考慮すれば
@を2回実施することですべて修正できます。

対角線上の2コーナーの修正が必要な場合は
1回任意の方向で@を実行し
隣接する2コーナーの向きが一致する状態を作成した後
残りの2コーナーに対して再度@を実行します。

逆方向操作(リバース)を覚えると繰り返す必要がなくなるので
時間短縮につながります。
※なおこの作業でエッジキューブは動きますが
エッジは後で揃えるので問題はありません。

残り2つの手順(A、B)は最も重要な操作方法です。
コーナーと2段目まで揃えた後
6面を揃えるのに必要な操作手順です。

・同一平面上(上段の平面上)の3個のエッジキューブのみを
ローテーションさせる操作
(他のキューブの位置はすべて維持)
3つのエッジをローテーションさせる手順ですが
上面の向きを維持したままローテーションさせる操作と
2個の上面を反転させながらローテーションさせる操作があり
いずれも7ステップの操作になります・・・・・A、B 
3個のローテーションなので3回繰り返すと元の状態に戻ります。
1回であわない場合は再度繰り返すと2回目であいます。
これらの操作方法では後方のエッジは変化しません。
上段のエッジが4個あるのに対して
移動するのは3個のエッジのみです。
側面揃っている面がある場合は
背面に移動した状態で操作します。

上面を維持したままローテーション・・・・A

図の中で上下は同じ状態で視野を変えて表示しています。
上は前面視図、下は左面視図

操作手順は以下です



上面2個を反転させながらローテーション・・・・B

上面色と側面色を入れ替えたい場合に使用します。


操作手順は以下です

さらに上段コーナーの位置合わせと
2段目のエッジの操作の2種類の操作が必要ですが
この2種類の操作は比較的思いつきやすい操作手順です。
試行錯誤しながら操作していくと行き着くところは
限られるように思いますので是非とも
挑戦してみてください。
なお2段目のエッジの操作に関しては
キューブの向きを変えるとA、Bも使用できます。
上面(青色の面)を前面方向に向けて、上段1個と2段目2個の
ローテーションを形成できますし。
側面を前面に向ける方法もあります。
覚えることは極力少なくという方は
参考にして下さい。

それではできる方はここまでのヒントを
参考に挑戦してみて下さい。
以上です。



もう少し詳しくという方はさらにお付き合い下さい。
具体的な操作方法を改めて順に解説していきます。
6面を揃えるための全体の流れは以下となります。



(1)8か所の角を揃える

 1)まず底となる面の4角を揃えます。
  側面が隣接するコーナーと一致するように揃えます。
  ここは自由度が高いので簡単と思います。
  初めての方は少し練習して慣れてください。
  1カ所あたり1〜4ステップであわせれると思います。


 2)次に上の4角も揃えます
 底の4個のコーナーは維持し(操作途中は一旦崩れます)
 上部の4か所のコーナーの位置を合わせます。
 底面コーナーキューブの側面2色を含めたキューブを
 その真上に配置します。
 向きは後で修正するのでとりあえず位置合わせのみでOK

 任意のコーナー1カ所を底面とあわせて 
 不一致する上段コーナーがあれば隣接するコーナーと
 位置を入れ替えて修正していきます。
 入れ替えたいコーナーが前側となるように配置した後に、
 この後紹介する操作方法で左右のコーナーを入れ替えます。

 効率よく処理すれば、最大でも2回の入れ替えで
 配置の修正が可能です。

上段コーナーの(青+赤+黄)と(青+赤+白)
(前面上段2個のコーナーキューブ)
を入れ替える操作手順です。

7ステップの操作になります。
右下のコーナーを一旦上に移動させて
異なる経路を経由させて(同じ経路で戻すと元の状態にもどるだけ)
戻そうとすると、この動きになってしまうと思います。
この工程は最初に底面のコーナーを揃える時の操作に
少し手を加える程度の操作ですので
気づける人が多いと思いっています。


次に上段コーナーの向きをあわせます。
すでに紹介した操作@で向きをあわせます。

2個セットで向きを修正していきます。

操作回数は12ステップとなり多くなりますが
向きを変えたい隣接コーナーの方向に
交互に3回押し出した後、逆に3回交互に
引き込む単純な操作になります。

操作開始の方向で順方向と逆方向を変更できます。
どちらに回せばよいかは観察してみて下さい。
リバース操作を覚えると
最悪でも2回ですべての上段コーナーの向きを修正できます。
4個すべての向きを修正する必要がある場合は
修正する組み合わせの選択も重要です。


コーナー8か所がすべて揃ったら
コーナーが崩れないように
底面を揃えます。
まずは底面のセンターを合わせ
底面のエッジを順に揃えていきます。
ここの詳細な解説は割愛しますが
操作方法がそれぞれ必要になります。
側面にある場合(実質1パターン)
底面にある場合は一旦上段へ逃がす(1パターン)
エッジが上段にある場合(向きで2パターン)
の操作が必要です。
いずれも3〜4ステップなので
挑戦してみて下さい。
※上段にエッジがある場合で
左右に退避させてはめ込むと逆になる向きの場合は
はめ込みたい対象エッジを退避させずに
はめ込みたい位置にある底面のエッジを
上に上げる動作を使用して対象エッジを反転させます。
さらに上面を180度グルリンパではまります。

(2)次に2段目を揃えます。
 後述のAとBの組み合わせでも対処可能ですが
 (AとBの組み合わせ出の操作は末尾で解説します。)
 ここでは5個のエッジキューブ(2段目2個と上段3個)
 を6ステップでローテーションさせる方法を紹介します。
 5個のエッジのロ−テーションとなるので
 5回繰り返すと元の状態にもどります。
 6面揃った状態から1順させると
 下図のように対象エッジが1周します。
 例えば青+黄(最初に上段右)のエッジで
 動きを確認してみて下さい。
 上段⇒2段目(はめ込み)、
 2段目⇒2段目(中段の間で位置調整)、
 2段目⇒上段(不一致をリセット)、
 上段⇒上段(反転なし)、上段⇒上段(反転有)
 の動きが含まれていますのでうまく利用します。
 リバース操作を含めるとさらに幅が広がります。

 上段右側のエッジが前面2段目の右側へ移動します。
 さらに操作を繰り返すと2段目の左側へ移動します。
 さらに上段後方⇒上段左⇒上段右へと
 エッジは移動しながら1周します。
 この動きを利用して2段目のエッジを1つずつ
 揃えていきます。

 操作手順は下図です
 6ステップの操作になります。

 基本的に2段目右側に挿入したいエッジを上段右に配置した後
 この操作を行って1つづつ挿入していきます。

 ただし上段右側に配置した時に面の向きが逆となるパターン
 も当然発生しますので回避策が必要です。
 例えば上段左と右の間を移動させる上面と側面の向きが
 入れ替わります。
 また順方向に操作させた場合は事前に反転させる
 必要がありますが、リバース(逆方向)の操作を覚えると
 上段後方に配置した後、リバース操作を行い
 2段目左側へそのまま挿入することができます。

 最初の2つまでは本体全体の向きや
 上段を回転させ上段エッジの位置を変えながら
 この操作を繰り返すと比較的簡単に揃いますが、
 最後の2つは同時に揃える必要があるので工夫が必要です。
 例えば、2段目左側へ挿入したいエッジを2段目右に挿入した後
 2段目右側へ挿入したいエッジを上段右側に移動しておき
 この操作を行えば運がよければ1発で揃えることができます。
 
 最後の最後(2段目2個のエッジ同時合わせの前に)
 (2段目右に2段目左に入れるエッジを準備した時点で)
 上段右のエッジが反転していると少し面倒です。
 いろいろ方法はあるとは思いますが、
 上段前面に対象エッジを配置し底面のエッジ(緑+赤)を
 一旦上段へ移動させると対象エッジを反転させることができます。
 一旦底面が崩れますが2段目をはめ込んだ後で戻します。
 底面に戻す操作は底面を揃えるときと同じ処理で戻せます。
 解法は1つではないと思うので、いろいろ工夫してみて下さい。



(3)すべてのコーナーと下2段まですべて揃った状態からは
A、Bを駆使すれば6面を揃えることができます。
A及びBを行った場合の結果を
6面揃った状態から3回分を下に示します。

A、Bはいずれも3個のエッジキューブのローテーションで
同じ操作を3回繰り返すと元の状態にもどります。
AとBの違いは移動時に面の反転があるかないかの違いです
Bは隣へ移動する時に上側反転します。
※向側へ移動する時は反転しません。
また4個のエッジキューブで修正が必要な場合は
2回以上に分けて操作します。
全コーナーと下2段目まで全て揃えると
上面が全て揃う(同色になる)パターンと
上面2個又は4個が反転するパターンが発生します。
縦に2個が反転した場合は
Aで1回ローテーションさせると
Bで対応できる複合型のパターンになります。

どこでABを使用するか、まとめると下図のようになります。


操作方法は以下となります。
いずれも7ステップの操作になります。

A上面の向きを維持したまま3個のエッジをローテーション


B2個のエッジを向きを反転させながらローテーション



AB共にリバース操作は2つ目(始めと終わり)
の手順(上面90度の回転)の向きを
逆にするだけです。操作時間短縮のために必要になります。
慣れてくると2つめの操作で前面に発生する模様で
回すべき向きがどちらなのか判断できるようになります。


※参考
リバース操作は操作の順番と操作方向を逆したものです。
A、Bともに7ステップの操作であり、折り返しは4ステップ目
まず操作折り返し点の4番目の操作はA、Bいずれも180度回転で
時計、反時計方向、どちらに回しても結果は同じです。
3番目と5番目の操作は「上げ」⇒「下げ」であり
順番と向きを逆にすると同じ手順になる。
1番目と7番目の動作はAの場合は前面180度回転(向きなし)
Bでは1番目と7番目を順と向きを逆にすると同じ動きになる。
よってA、Bともに逆向き操作との差分は2番目と6番目のみ。
すなわち2番目と6番目の「反時計90度」の動作を
「時計90度」とするとリバース操作になる。

また気づかれる方も多いと思いますが。
この回転方向がエッジのローテーションの方向とも一致します。



補足 その他の操作
 1)2段目の揃え方

 ABを使用して2段目を揃える方法です。
 底面を維持して2段目を揃えようとすると
 上から下を見下ろす感じで上段から2段目へ挿入します。
 (上段1個と2段目2個のエッジでローテーション)
 上面(青の面)を手前(前方)に底面(緑の面)を裏側(後方)
 となるように配置します。(下図)

 一例として黄+橙のエッジを挿入する場合であれば
 橙色の面を上側としておき、エッジ(黄+橙)を
 前面上側に配置しておきます。
 左図のように準備したエッジの上側が橙色で
 上側反転が必要なければAで操作します。
 右図のように反転が必要な場合(上側が黄の場合)はBを行い
 2段目の右に挿入します。
 この方法で3つ目までは揃えることができますが
 最後のひとつ(ふたつ)をどうするかは工夫がいります。
 
 ・1)最後の2つを同時に合わせる方法
 下図で上面(橙の面)左に挿入したいエッジ(白+橙)を
 上面右に準備(配置)した後、
 上面右側に挿入したいエッジ(橙+黄)を上面手前に準備します。
 後は同様に処理すれば2個のエッジを同時に挿入できます。

 AもBも向かい側へ移動するときは反転しないので
 事前に白+橙のエッジを右に準備する時の向きは同じです。


 ・2)向きを変えて操作する
 もう一つの方法としては
 上面(青面)を左側、底面(緑面)を右側となるように
 配置を変え操作します。
 上段、2段目、底面間のローテーションになります。

 この操作で動く2段目のエッジは1個のみのため
 他の2段目のエッジとは切り離して操作できますが
 底面のエッジが上段に移動するため底面が崩れます。
 2段目を揃えた後すぐに底面に戻します。
 上段のエッジを底面に戻す操作は難しくありません
 というか、この操作ができないと底面1面揃えるのも
 難しいはずです。


6面攻略、スピードアップ(時間短縮)への道
以下を実行

・リバース操作を覚え、有効に使いこなす。
 @ABいずれも3ポジションのローテーションのため
 順方向では2回必要な操作は逆方向では1回になります。
 リバースを使いこなすと2回で行っている操作を1回にできます。

・底面の4角の処理時間短縮
 (意外とここで確認等で時間がかかる)
 1分を切るにはここは5〜10秒を目指したい
 他の操作でも同じことが言えますが
 確認する時間の短縮も課題です。

・2段目の揃え方で5個のローテーションと
 A、Bを使い分ける。
 ケースバイケースで有利な操作を使います。

・時間がかかるパターンに対して
 ステップ数を少なくする(省く)処理を模索する。
 例えば上段コーナーの向きを修正する手順は
 1回で12ステップ、2回で24ステップです
 (リバース操作をしないと最悪さらに倍の操作が必要です)
 1度に纏めて処理できるとかなり時短できます。
 例えば3個のコーナーの向きを修正したい場合は通常@を
 2回操作する必要があります(リバースを行った場合)
 しかし、上段コーナーを入れ替える操作の類似手順で
 3つのコーナーの向きを同時に7ステップで
 修正できます。24⇒7は大きいですね。
 他にもいろいろあると思います。
 6面揃った状態から底面右下のコーナー
 (図では緑赤黄)を一旦上段に移動し
 様々な経路でもとに戻す操作をいろいろ試して
 どのように変化したか確認していくと
 いろいろ新しい発見があると思います。
 是非とも研究してみて下さい。
 といいつつ、処理手順が増えることになり
 時間の経過とともに忘れる可能性が発生するのですが・・・
 まあ高速対策オプションということで・・


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