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複雑に変化する信号源(電源)を使用したい場合は、

前述で設定した電源の和や積で電源を生成することも可能です。

このような場合は「bv」(Arbitrary Behavioral voltage source)を使用します。

「Component」で「bv」を選択し



配置した「bv」のシンボルを右クリックし設定フォームの「value」の欄に

事前に配置した複数の「voltage」電源(信号源)との関係式を記入して使用します。




ここで注意しなければならないのは

「voltage」を配置した直後に

配置時に自動的に取得される電源(信号源)名

「V1」、「V2」を使用し

bvの設定をV=V(V1)+V(V2)と記入しても

シュミレーションはエラーを発生させることです。

シュミレーションに認識させるためには

「Label Net」で設定した名称を使用する必要がある。

以下に2種類の正弦波を合成波させる具体例を解説する。

まず「voltage」を2つと「bv」を1つ配置する




次に各シンボルの下にそれぞれGNDを配置する(「G」で配置)



各シンボルの下部端子とGNDをWireで接続する。



さらに各シンボル上部の端子からWireを引き出す



ここで引き出したWireに名前をつける

V1、V2から引き出したWireにカーソルを合わせ

右クリックで「Label Net」を選択し信号名(電源名)をつける




ここではV1⇒「VS1」、V2⇒「VS2」と名前をつける。



次に「V1」、「V2」を設定します。


V1を正弦波、DCオフセット=0、Amplitude=1V、Freq=100Hzに設定する




V2を正弦波、DCオフセット=0、Amplitude=0.2V、Freq=2000Hzに設定する






B1「bv」を右クリックしValueに

V=V(VS1)+V(VS2)

と記述する






以上で「bv」の設定が完了したので

(0〜50ms)でシュミレーションを実行させて波形を確認して下さい




正しく設定できていれば上のような波形が得られます。


シュミレーションは「RUN」アイコンで実行させます



「Transient」でStopを「50m」、

「Time to start・・」を「0」とし

「OK」で実行させます。



シュミレーション画面が開きます。



縦に並べて表示されます。

見にくいので画面表示を変更します

「Window」⇒「Tile Vertcally」で横に並べて表示に

すると見やすくなります










B1「bv」から引き出した配線にカーソルをあわせると

電圧プローブが表示されるので

その状態でクリックすると電圧波形が表示されます。









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