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バラツキの解析(モンテカルロ解析)

LTspiceにはモンテカルロ解析専用のタブはないため
パラメータを設定し「.op」で
バラツキ範囲を指定して実現させます。

モンテカルロ解析は
指定部の誤差を設定して解析しますが
誤差の範囲内の乗数を組み合わせた
シュミレーションを指定回数繰り返すだけです
何回シュミレーションを繰り返すか設定します


今回は直列に接続された抵抗で
分圧された電圧がどのような範囲に分布するか
シュミレーションする事例を紹介します
まず下記のような回路を記述します




次に抵抗のシンボルを右クリック
各抵抗の値に下記を記入します
「{mc(1k,tol)}」を記入

「tol」はバラツキのパラメーターです
10%の誤差の場合は
「.op」設定で
「.param tol=0.1」と記入します。
解析を200回繰り返す場合は
「.op」設定で
「.step param X 1 200 1」
と記述します。



モンテカルロ解析は
バラツキの範囲内の乗数を任意で組み合わせて
解析を繰り返します
何回計算を繰り返すか設定が必要です
回数が多い方が精度が良くなりますが
時間がかかりますので、
100回〜200回程度に設定します。


5V電源が4.75V〜5.25Vまで変動することを想定して
DC解析で下記のように値を設定します。



シュミレーションを実行します


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